コンセプト

第1回 コンセプト


さて、業務におけるシステムの活用は、今や欠かせないものとなっています。 皆さんのところでも何らかの仕組みはあるのではないでしょうか?

しかし皆さん、その仕組みは既に古くなっていませんか?
古いシステムやパッケージソフトを利用して、今や業務の実態とはそぐわない仕組みを我慢して利用していませんか?
または、システム化する事ができずに、エクセル等で管理しているところも多いのではないでしょうか?
さて、それらを改善したくても、昨今の不景気の中、多額の費用をかけて、外注で業務システムを構築してもらうことは なかなか難しいですね。

それでは皆さん、一層の事、業務システムを自作で構築してみませんか?
皆さんがイメージしているほど業務システムの構築は難しくはないのです。

私は前職で約20年間、中小企業のシステム部門の責任者を務めてきました
入社当初はパソコンが一人一台というわけにもいかず、ITには程遠い会社でしたが、
事業が順調に推移して、私が社を去る時には年商が約50億の企業になっていました。

その成長過程の中で、パソコンの設定などから始まり、業務システムの構築や、
ネットワークインフラの構築、サーバ管理やセキュリティ管理、外注への業務システム移行など、企業に必要な一連のIT業務を手がけさせていただきました。

その会社は店舗修繕などのサービス業で、少額案件も多く、
単純にデータ量でいえば、月に10万件を超えるデータをとり扱っていました。
中小企業の中では、かなり多いデータ量だと思います。
その業務を自作で構築した基幹システムが、実践で活用された実績があります。


私はもともと電気関係の現場や管理の仕事をしていたので、
システムの構築に関しては知識ゼロからのスタートとなりました。
当時はインターネットでの情報収集はほぼできなく、書籍頼りの独学でしたが、
その中で
かなりの遠回りをしました。
とても多くの失敗を重ねました。
そして相談する人がいなくて、くじけそうになる事も多くありました。

しかし、そんな経験をしたからこそ、その経験を生かして、
皆さんが、より効率的に業務システムを構築できるようアドバイスできると考えています。
私の知識がどれだけ役に立つかわかりませんが、

一人でも、一社でも多くの方に
私の知っている限りのシステム構築に関してのスキルを伝えたいと考えます。

【開発ソフトについて】
さて、タイトルからわかるように、
このセミナーでは開発ソフトとしてマイクロソフト社のAccessを使います
Accessの事は、
「聞いたことはあるけどよくわからない」とか
「少しかじったけど、難しくてあきらめた。」とか
「今更Access?」と思う方もいるでしょう。


しかし皆さん、Accessは、使いこなせばとても強力な開発ソフトです。


ただ、Accessだけでは、実践業務で力不足であることも否めません。
例えば、
データ共有の限界だとか、
データベースの容量不足、
また簡易的なセキュリティや、
その他細かい課題もあります。

それは、そもそもAccessは、小規模、小人数で利用するために設計されているので 仕方がないことなのですが。。

しかし実は、このAccess。。。
SqlServerとの連携やWindowsAPI、ドットネットフレームワークの利用、
そしてVBAプログラムなどを駆使することにより、
実践に耐えうる強力なシステムが構築できるのです。



書籍やブログ、Youtube等でAccessの説明をしているものは多からずありますが、
その中で、他のツールとの連携を駆使して、システム構築の一連を説明している 書籍やサイトなどは、ほとんど見かけません。
ですので、今回このセミナーが、大いに役立てるのではないかと考えます。


このセミナーのカリキュラムですが、
まずは最初に作成するサンプルアプリケーションの内容・仕様を説明させていただいたうえで、
その構築過程において各機能、およびプログラムなどを習得していただきます。
丁度ディアゴスティーニ社やアシェット社がやっているような、
パートワークと呼ばれるプラモデルを構築するようなイメージで進めていきたいと考えています。
さて、今後進めるにあたって、
業務システムの構築は、どれだけデータベースを理解するかが要となっています。
本来開発ソフトはAccessではなくてもかまいません。
しかし私自身、多くの開発ソフトに携わる中で、
やはりデータベースとの親和性が高く、プログラム言語が簡単なAccessが、
業務システムを構築する手始めとして、うってつけだと考えました。
Accessの詳細については後程また話させていただきます。

このセミナーの目的は、プログラマーの育成ではありません。

あくまでも、「IT未経験のシステム管理者」の皆さんや「新米システム管理者」の皆さんが、
現状必要としている業務システムをいかに効率よく自作できるかに重点を置いています。
ですので、良い意味で、”即必要のない”機能の説明はバサバサと切り捨てて進めます。
必要になったときに学べば良いという考え方です。

また、 「このプログラムの内容は覚えなくていいです。呪文だと思ってください」
など少々荒っぽい場面もあると思います。

さて、システム構築と合わせて考慮するべき重要なことがあります。
それはネットワークインフラの構築です。
この動画セミナーの中では、複数人、複数個所でシステム利用するための
ネットワークの構築方法なども織り交ぜていきたいと思います。

どうでしょうか、皆さん。 この不景気な時代にぜひ業務システムを構築できるスキル。
身につけませんか?

まずは第一歩を踏み出してみましょう。

そのスキルは将来AIに負けない、
いや、
AIを使いこなせる知識になるかもしれません。

【自前でシステムを構築するメリット】
【Accessを利用するメリット】
【動画セミナーの進め方】

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