目の前のあなたの大切な人が、何らかの理由で心肺停止で倒れた場合。。。
あなたはどうしますか?
そのまま救急車が来るまで放置すると、10分を超えたあたりで生命を大きく左右することを知っていますか?
例え助かった場合でも、何らかの障害が残る可能性が高いことを知っていますか?
しかし、早い段階から胸骨圧迫、いわゆる心臓マッサージを行うことで、その生存確率は倍近くになるのです。
その人の命を救うのはあなたの行動次第なのです。
応急手当の手順、胸骨圧迫の方法やAEDの利用方法を知っていれば救える命は多くあるのです。
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上級救命技能検定認定講義を受けてきました。
東京消防庁主催の講習となります。
私が参加しているツーリングクラブで3年(有効期限)に一回、定期的に受講しています。(有志のみ)
リーダー及び他何名かは(バイクの)安全運転指導員有資格者ということもあり、クラブ全体とても意識が高いメンバーの集まりなのです。
今回はコロナ禍でしたが、四ツ谷消防署の万全な対策で実施が可能となりました。
本来グループで行うロープレも無く、一人一人に練習用の人形、AEDが用意されていました。
さて、この講習は約8時間。一日がかりです。
最後に簡単な実技、筆記(〇×)テストを受けて合格すれば、上級救命技能検定認定証が発行されます。
今回私は2回目の受講。
もう、以前の講義内容はすっかり忘れてましたが(汗;)
さて実際の内容ですが
・応急手当
胸骨圧迫(心肺蘇生)の方法
人工呼吸の方法 ※コロナ禍では推奨されない
AEDの使い方
気道異物除去の方法
・ファーストエイド
止血方法
包帯法(三角巾の活用方法)
結構濃い内容であるため、その詳細をここで説明することはとてもできません。
しかし、折角なので胸骨圧迫に関して少し触れます。
まず、胸骨圧迫は何のために行うかはご存じでしょうか?
恥ずかしながら、私は前回受講する前は、溺れた人の水を吐き出すためくらいにしか考えていませんでした(汗;)
しかし大間違い。
心肺停止状態になった人は、自身で血液を細胞に送ることができないので、
それを人工的に行うというのが目的なのです。
人は心肺停止で血液が体に回らなくなると死へまっしぐら。
前述しましたが、10分過ぎると急激に助かる見込みがなくなります。
救急車が現場に到着するまでの空白の時間に応急手当ができるかどうかが、その人の生命を大きく左右することになるのです。
実際に練習してみないと、なかなか急にできるものではありませんが、もし、そんな場面に直面した際に思い出してほしいです。
私自身、今回の受講は前回と違い凄く身についた気がします。
高齢の母親などを思ってのことだろうか。
いや、この重要性を知っていたら相手が誰だろうと、とても放置できないからだろう。
改めて重大さを痛感したのです。
そんな場面で実際に行動できなかったら、一生悔やんでしまうだろう。
だから今回は、自分が直面した際に確実に対応できるように真剣に学んできました。
興味を持った方は、是非実際に受講してみてはいかがでしょうか。
個人でも受講可能です。
地域の消防署のサイトでチェックしてみてください。
さて、あなたはどう思っただろうか?
そう。
「あなたの大切な人を、そして誰かの大切な人の命を救うために」
必要な知識だと私は強く思う。